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【書き込み式 百人一首練習帳 流れるような美しい行書が書ける!のレビュー】

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こんにちは、MICHIです。

字が上手になりたいけれど、
ただ字の練習をするのはツマラナイと思ってしまうのは
私だけではないはず。

そんな時に見つけたのが
この

「書き込み式 百人一首練習帳」です。


流れるような
美しい行書が書ける!

というのにひかれました。

字が上手くなって
歌の勉強もできたら
なんていいんでしょう。

いきなり文字の練習ではなく、
百人一首について知識を身につけてから。
かなり詳しく説明されていました。

学習にもなるので一部を載せておきます。

www.michinatural.com
こちらの記事もどうぞ

百人一首の知識

1.百人一首の世界

1.1.百人一首がどのように作られたか?

平安末期から鎌倉時代にかけて活躍した藤原定家(ふじわらのていか)が、晩年、京都・嵯峨の小倉山の山荘で編んだのは、「明月記」という定家の日記から分かったということです。

1.2.百人一首はどこから選ばれたか?

古今和歌集 24首
後撰和歌集 7首
拾遺和歌集 11首
御拾遺和歌集 14首
金葉和歌集 5首
詩歌和歌集 5首
千載和歌集 14首
新古今和歌集 14首
新勅撰和歌集 4首
続後撰和歌集 2首

定家にとって、父・俊成(しゅんぜい)と自分が時代の歌の価値を
決定づけた

「千載和歌集(せんざい)」
「新古今和歌集」

平安朝和歌の源である

「古今和歌集」を重んじたということです。

1.3.和歌の達人たち

万葉集時代の歌人
天智天皇から阿倍仲麻呂まで(1から7)の歌人ですが
「古今和歌集」「新古今和歌集」の歌を選んでいます。

六歌仙(ろっかせん)
「古今和歌集」の初期の歌人六人のうち五人

喜撰法師8
小野小町9
僧正遍照(そうじょうへんじょう)12
在原業平17
文屋康秀(ふんやのやすひで)22

大伴黒主(おおとものくろぬし)

古今和歌集
撰者四人

凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)29
壬生忠岑(みぶのただみね)30
紀友則33
紀貫之35

三十六歌仙 
平安朝中期 二十五人


紀友則
平兼盛40
壬生忠見41
清原元輔42

女流歌人
和泉式部56
清少納言62

など

1.4.圧倒的に多いのは恋の歌

分類
春 6首
夏 4首
秋 16首
冬 6首
恋 43首
離別 1首
旅  4首
雑(ぞう)20首

こんなに昔も恋の歌が人気だったんですね。

1.5.作者年表や歌枕地図(地名)

大化改新645年から百人一首が成立(推定)1235年までの間の
歌人の生没年が分かります。

地図とともに、地名、詠われた和歌が載っています。
近畿地方が圧倒的に多いです。

行書の練習

行書の連綿

連綿の形


文字と文字をつなげるのが連綿(れんめん)

この文字と文字をどのようにつなげるか
つなげる線は、連綿線と言います。

美しく書くためには
この、連綿が大切です。

四角のますの
右、中、左のどこから連綿して、どこで受けるか。

写真だと、からく
書き方のポイントにある、四角の箱ですね。


連綿の基本のリズム

文字を書くのに、リズムが必要?

タテにグルグルのの字をつなげたり
ギザギザ横に動かしてみたり

なめらかにリズムよく書くには、
字を書く前に手首をグルグル動かして柔らかくしてから。

パソコンばかりだと、手首がかたくかたまってしまって
ペンを動かしにくくなっているなと思いました。

連綿は二字または三字で

あまりにつなげるとごちゃごちゃになるそうです。

一首ごとに書き方のポイント、なぞり書き

楷書から行書にすると、書き順が変わることがあるので
その注意書や、連綿で字の配置をどのようにするかなど
アドバイスが書かれています。

一首ごとなぞり書き、本番の1ページしかないので
練習するには、別にノートが必要になります。


練習してみての感想

開いたまま置ける本

開きやすい特殊製本となっているので、
書きやすくストレスを感じませんでした。

連綿

一回なぞり書きをして、清書して終わりでは
身につきませんので、繰り返し練習するしかないようです。

巻末の索引が便利

上の句索引、下の句索引、作者索引があるので
探しやすいです。

まとめ

「書き込み式 百人一首練習帳 流れるような美しい行書が書ける!のレビュー」はいかがでしたか?

書店には、数多くの練習帳があるので何を選んでいいのか分からなくなりますが
いつか百人一首を覚えたいという方におすすめです。
好きな歌をまずは美しくサラサラとかけたら、うれしいですよね。